タコやウオノメが出来たら 角質クリア でも皮膚科も利用してね

タコやウオノメは皮膚科領域の疾患です。医学用語では、ベンチや鶏眼といいます。

皮膚を柔らかくするクリームなどで治療することもありますがやはり皮膚科を受診された患者さんにはメスなどで削らせていただくことも多いです。

歩き方や靴との相性などでできる人も多いため多くの患者さんは繰り返し受診されます。

処置代だけで900円弱しますし受診代などを含めるとおそらく2000円前後すると思います。

自分も使っているのですが、角質クリアという器具は割と有用です。

もちろん安全優先ですごくパワーが強いわけではないのですが、患者さんが自分で使うとなるとむしろそれがいいでしょう。

自分の好きな時に削ってもらえれば患者さんにとっても受診の手間も省ける上、最近話題の医療費抑制にもなるのでいろいろな意味でいいかと思います。

初診料がかかれば2回、再診料になっても4回程度で同じくらいの金額になるでしょうから元はすぐに取れそうですね。

パナソニックさんから何ももらってないですし株も持ってはいないですが、まあCOIないからこそいいものをいいと勧められると思っていただければと思います。

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割といるのが自分で爪切りやハサミでウオノメを削ってそこから感染してしまった患者さん。

早めに受診してもらえれば内服抗菌薬で治療が可能なのですが、重症化して骨髄炎にまでなってしまうと入院加療や点滴加療、場合によっては足趾の切断が必要になる場合もあります。爪切りやハサミだと切りすぎる可能性がありますが、この角質クリアだと少しずつ削れるので切りすぎるリスクは減ると考えられます。

ただし、全く同じ症状で足裏に出来たイボが硬くなっている場合もあります。

イボを自分で処置した場合、途中で滲むように血が出てくることがあります。

まずは慌てずに清潔な布やティッシュなどで圧迫し、止血しましょう。

特に病気をお持ちでない方も数分以上は押さえてください。

血液サラサラの薬を飲んでいる方は少なくとも15分程度は押さえていることをオススメします。

止まったら清潔な水で洗ってしっかり乾かし、清潔な環境を保ちましょう。

血が止まらない場合は運悪く大きめの血管が傷ついている可能性がありますのでお近くの皮膚科や外科などに連絡してみてください。

イボの場合は削っているだけでは治らない可能性があるため、皮膚科を受診することをオススメします。

そんなのどっちかわからないと怖いという方は１度皮膚科を受診してそのあとご自身で処置することにしても良いでしょう。

タコやウオノメはあるけど痛くないからいいと思っている方

むしろ1番危険です。

軽症で痛くないだけの場合もありますが、糖尿病や神経疾患などで感覚が麻痺し、痛みを感じにくくなっている可能性もあります。

タコやウオノメくらいと思っていると、そのうち亀裂が入り感染の元となるので早めに対応することをオススメします。

自分では軽症か重症か判断できない場合も皮膚科を受診し判断を仰ぐと良いでしょう。