抗ヒスタミン薬常備のおすすめ
花粉症に関して書いた時に抗ヒスタミン薬に関しても紹介しました。
https://norimanorima.hatenablog.com/entry/2021/02/06/204907
さて、蕁麻疹の問い合わせが増えてきた気がするので改めて抗ヒスタミン薬常備のおすすめです。
蕁麻疹の大半は原因がわからないことになっていますが(医学的に正しいかはともかく医療としては正しいと思います)、さいきん多いなと思うのがコリン性蕁麻疹の疑い患者です。
つまりお風呂のあとから出てきたというタイプの蕁麻疹です。
細かい説明よりも
お風呂のあとで蕁麻疹が出ることがあると言うことを覚えておいてほしいです。
お風呂の時間は人によって様々でしょうが大体21時前後あたりの絶妙に都内の皮膚科や薬局も閉まってしまう時間帯が多いですね。
まあ蕁麻疹なので時間とともに消えていくことも多いのですが、やはり何も薬を使わずに経過をみるのは不安な方が多いので一定数救急にいらっしゃいます。
点滴をする場合もあれば1回分だけ処方してお帰りいただく場合も多いです。
救急外来の諸々の加算で1万円近くいく場合も多いと思うので、それを考えると風邪薬を常備するついでに抗ヒスタミン薬も常備してもらえると皮膚科としては助かります。
OTC医薬品は国も推奨しているのである程度の金額の領収書があれば節税にもなるのでおすすめです。